フィレンツェ行き超特急・ヴェネツィア散策
- ナポリ中央駅発フィレンツェ行き超特急
- リベルタ橋
- サンタ・ルチア駅
- サン・ジョルジョ・マッジョーレ聖堂
- サンティ・ジョヴァンニ・エ・パオロ聖堂
- サン・マルコ広場
- リアルト橋
- Raffaele
- ヴェネツィアのねこ
※ 残念なことに、リアルト橋やサンマルコ広場、ねこのたくさんいた病院など1日目の夜に撮った写真をなくしてしまった。ところどころ写真がないが、2日目のヴェネツィアの記事です。
ナポリ中央駅発フィレンツェ行き超特急
6番線は工事中なので、回り込んで入る。
そして水飲み場はない。だいぶ前に撤去されたそうだ。代わりにイタリアでは割と珍しい自販機がある。
しかし亀は持ってきている。これは2年前にインドで買ったお香たて。
そういえばポンペイの土産物屋(出口付近にある)でココ・ジャンボと同じ形の亀の青銅の細工物が売っていた。お香たてではなく純粋な置物で、確か8ユーロくらいだった。ポンペイは観光地なのでちょっとお土産も高い。
食堂車もあるらしいがわたしはふつうの二等車を予約した。おじいさんではないがもともと脂っこい肉は苦手だ。
一等車に乗ると飲み物や軽食のサービスもあるそうだ。
わたしは二等車しか乗ったことがないが、とても快適で満足している。車内のネットはそれなりに使えるし、席も十分広い。充電用の電源もある。
日本の新幹線と違うところは座席で、席は回してボックス席にできない。ボックス席の多い車両と二人がけ席の多い車両がある。 たぶんチケットを買うときに指定できるとがわたしはいつも適当に買っている。
時速250kmの地獄じゃ
— Momo WATANABE (@mom0tomo) October 9, 2019
さすがに兄貴も助からないかもしれない pic.twitter.com/ecp8VHlGPh
わたしが乗ったItaloは創業が2006年と若い。兄貴とペッシが乗り込んだのは旧国鉄のトレニタリアの車両になる。 イタリアにおける新幹線的な電車といえば、旧国鉄のトレニタリアかサービスに定評のあるItaloの2つだ。イタリアはこのタイプの高速な電車が安いのでよく乗る。
反対にドイツやチェコでは電車が割高なので長距離バスによく乗った。イタリアで電車が安いのは火山が多く山がちな地形が関係しているのかもしれない。
リベルタ橋
ヴェネツィア本島と半島であるメストレ地区を結ぶ橋。ヴェネツィア本島への車の乗り入れは禁止されているため、観光客はバスや電車を使ってこのリベルタ橋を渡ることになる。
ジョルノとミスタがギアッチョとチェイスしたのがこのリベルタ橋だ。
わたしは今回電車を使ったので、メストレ駅からサンタ・ルチア駅までの区間にこの橋を渡った。
線路のすぐ隣が車道で、バスや車が走っていくのが見える。
窓越しに線路と同じくらいの高さで海が見えるのがおもしろい。
サンタ・ルチア駅
駅前の広場にギアッチョの首が突き刺さった街灯がある。
ギアッチョがディスクを探してひっくり返したのと似たデザインのゴミ箱もあるが、羽の生えたライオンの像はここにはない。
ちなみに羽の生えたライオン(有翼の獅子)は街の守護聖人である使徒マルコを表すとされ、ヴェネツィアのシンボルとなっている。ヴェネツィアでもっとも賑わう広場の名前はサン(聖)・マルコ広場だ。
朝日が昇るところを撮りに7:00に起きて駅前広場に来た。ジョルノの背後に見えた角度に朝日が昇るのは、10月だと7:50ころ。
実際に見ると「おお、あの朝日だ」とけっこう感動する。曇りの日でもきれいに見えた。
ヴェネツィアは霧やもやが出ている日も多く、わたしが行った日も天気はよくなかったがこれくらい見えた。
また朝日の昇る方角は原作とは異なるので見に行く際には注意が必要。
『ジョジョの奇妙な冒険 黄金の風』19話の登りゆく朝日に『スゴ味』を感じる - 本しゃぶり
サン・ジョルジョ・マッジョーレ聖堂
ボスがトリッシュを連れてくるよう指定したのがこの聖堂の鐘楼。ヴェネツィアを高いところから望めるビュースポットとして人気がある。
この教会は本島から水上バスで15分ほどの小島にある。
ブチャラティたちが船をつけた船着場には観光以外の用途に使うボートが泊まっていた。
ここは聖堂に入ってすぐのジョルノがブチャラティを手当した場所。中では「HUMAN」という美術展をやっていた。カラフルな大型展示が目を引く。
イタリアではこういう歴史ある建物で新しい美術作品の展示が行われていることが多い。大きくて古い建物が多いので有効活用されているだけかもしれないが、異質さがおもしろい。
美術品は展示される空間によって見え方が変わるということを改めて感じる。
エレベーターは無機質なデザインだった。
鐘楼では1時間ごとに鐘が自動で鳴るようになっており、上にいるととても音が大きくてびっくりする。ボスがここに隠れていたとしたら、かなりうるさそうだ。
鐘がなる時だけ時間を吹き飛ばしていたんじゃないだろうか。12時とか数が多くて大変そうだが、12秒一気には飛ばせないから連続で何回か飛ばしたのか。
閉館間際でほとんど誰もいなかったので3回エレベーターを乗り降りしてみた。あんまり何回も乗ったのでエレベーター業者だと思われたかもしれない。
上に登って気づいたが、青い屋根の鐘楼はヴェネツィアにたくさんある。よく考えたらサン・マルコ広場にもある。
サンティ・ジョヴァンニ・エ・パオロ聖堂
岸辺露伴は動かない「懺悔室」の舞台となった教会。中は写真撮影禁止で、原作とデザインは全く異なるそうだ。開館時間外だったのでわたしは中を見ていない。
露伴先生が入ったようなデザインの懺悔室は、ナポリやローマの別の教会で見かけた。教会内に複数の懺悔室があり、中には普通の格好をした教誨師らしい人がいる。それぞれ対応できる言語が紙に書いて貼ってあり、訪れた人が気軽な感じで説教を受けていた。
サン・マルコ広場
リサリサが赤石をジョセフに見せ、スリに狙われた広場。昼夜問わず観光客で賑わい、現在もスリや押し売りに注意が必要とされている。
この広場の一角には最古のカフェとして知られる「カフェ・フローリアン」がある。1720年から営業しているそうだ。鏡をあしらった豪華な装飾の店内が目を引く。
夜になるとフローリアンの前をはじめ広場の3つの場所でカルテットやバンドがクラシックやイタリア民謡を演奏していた。
リアルト橋
リサリサが登場したところ。シーザーが声をかけたゴンドリエーレ(船頭)が実はリサリサだった。
ヴェネツィアを代表する観光名所の一つなので写真を撮る観光客がたくさんいる。
また実際にここからゴンドラに乗ることもできる。
Raffaele
アニメの「ガッツのG」回でブチャラティチームがランチをとった店のモデル。ナランチャがスクアーロとティツァーノに襲われた店でもある。
この辺りは観光客が多く、この店にも日本人がたくさん訪れていた。
立地もあり料金は高いが、スタッフに余裕があるようで道を教えてくれたりとても親切だった。
どの店でも、ヴェネツィアングラスでワインの飲めるところはそれほどないように思う。少なくとも路面店では見かけなかった。
高級なホテルのリストランテなどでは出すところもあるのかもしれない。フーゴは良い家柄の生まれだから...
ヴェネツィアのねこ
人気の観光地であるヴェネツィアで、ジョジョにまつわるスポットは特に名所が多い。たくさんの人がいてものの値段も高く、そこだけ1日で回ろうとすると疲れてしまう。
わたしは今回地元の人や大学生などが住む静かな場所に宿泊した。ヴェネツィア本島にこんなに静かな場所があるのかとびっくりした。
この辺りに入ると突然人気がなくなり音が消える。観光客で賑わうエリアからすぐのところなのに、突然水辺の波の音が聞こえるような静かな空間が現れ、まるでジョルジョ・デ・キリコの世界のようだった。
前回見たことのない夜のヴェネツィアも見られて大満足だった。また付近の小島も静かで面白い現代美術の展覧会などが開かれておりおすすめ。
ねこ好きにおすすめできる隠れたスポットとしてはヴェネツィア総合病院がある。ここの中庭にはおそらく野良のねこがたくさん住み着いており、病院一階のフロアや庭を自由に出入りしている。
ちょっと見ただけで10匹はいた。人馴れしている子もそうでない子もいる。
ヴェネツィアは年中湿度が高めで蚊が多く、特にねこと一緒にいると刺されやすいので注意。
緑の多い場所に行く際は虫除けがあったほうがいいかもしれない。