旅行記 | mom0tomo

旅の記録

ナポリ1日目 ネアポリス巡り

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長い長い1日だった!

日本を夕方に出て経由地の広州を夜に出発、港南で深夜に再度乗り継ぎをして長い長いヨーロッパへのフライトがはじまった。 ローマに着いたら早朝なので飛行機の中でできるだけ寝なくてはいけないのに、持病の腰痛が悪化して眠れない。

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中国港南省の夜景

湿布を貼ったり薬を飲んだりなんとか3時間ほど寝てローマに着いたと思ったら、中国南方航空で人生初ロストバゲージの憂き目にあった。

同じ便でロストバゲージしたカップルと一緒にアリタリア航空の窓口で手続きをした。明日には宿に送ると言われたが本当に届くのか…

ナポリに移動し、お昼を食べた。パスタがべらぼうに安くておいしい。

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ムール貝もおいしい

今日から4日間泊まる宿 GuestHouse Marcanto にチェックインした。ホテルではなくAirBnBで貸し出されているようなアットホームな宿だった。

家主のマルコは他のところに住んでいるそうで、何かと困ったことがあったらお隣のマダム・マリアが助けてくれる。わたしたちのチェックイン時にも、マルコが不在だったのでマリアに合鍵で開けてもらった。マリアはイタリア語しか喋れないそうなので、わたしもつたないイタリア語とジェスチャーでやり取りした。

マルコが不在の時のゲストのヘルプや部屋や水回りの掃除はマリアが担当しているようだった。イタリアで電話がかけられないわたしの代わりにマルコに電話をかけてくれたり、暖かくていい人だった。

後から気づいたが、この宿は割とディープなエリアにある。周りはナポリの人々が暮らす古いアパートばかりでホテルなどないし、夜中に一人で歩くのはちょっと怖いような裏通りだらけだ。駅から近い上にナポリの日常を体験できるお得な宿だった。

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洗濯物がはためくナポリの街

荷物を部屋に置いて市内観光をはじめる。

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高級ブランドの店が並ぶウンベルト1世のガレリア

ジョバンニ・ボヴィオ広場

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ブチャラティパッショーネについてジョルノに説明したジョバンニ・ボヴィオ広場(アニメ版)

ヌオーヴォ城

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ポルポの刑務所のモデルになったヌオーヴォ城

オッと声が出るくらい迫力がある。このデザインの刑務所の中に囚われているなら確かにセキュリティは安心だろう。どっしりと年を経て黒ずみ、威圧感がある。 f:id:mom0tomo:20191008180721j:plain 画像出典:ジャンプコミックスDIGITAL ジョジョの奇妙な冒険 第5部 デジタルカラー版

街をバスで走っているとこの城を度々目にする。卵城に並ぶナポリのシンボルのようだ。

Augusteo駅発のフニコラーレ

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ジョルノが乗ったAugusteo駅発のフニコラーレ

ちょうど原作と同じデザインの黄色い車両に乗った。帰りはアニメ版に似た椅子の青い車両だった。 f:id:mom0tomo:20191008180656j:plain 画像出典:ジャンプコミックスDIGITAL ジョジョの奇妙な冒険 第5部 デジタルカラー版

日曜日なので観光客も地元の人も乗り込み混んでいた。車両はあまり広くないので、ブチャラティとジョルノのように揉め事を起こしている乗客がいたら目を引くだろう。

モンテサント広場

エピローグ「眠れる奴隷」の花屋さんが店を開いていたモンテサント広場。

イメージしていたよりも雑然とした大衆的な広場だった。ブチャラティのところに相談に来た花屋さんは仕立ての良さそうなスーツを着込んでいたのでもっと高級な場所だと思ったが、よく考えればとても大事な相談だから改まった服装で来ていたのかもしれない。

広場には花屋はないが、少し歩いた先の路上で花屋を開いているおじいさんがいた。庭に植えるような素朴なお花とバジルなどのハーブを売っている。

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路上の花屋

カッロッツィエリ・ア・モンテオリヴェート通り

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ギャングの男が殺した男の子どもに銃を突きつけられたカッロッツィエリ・ア・モンテオリヴェート通り(アニメオリジナル)

店も少なく古いアパートに囲まれたいわゆるナポリの裏通りという感じ。両脚のないおじいさんがモップのような犬と一緒に物乞いをしていた。

サン・マリア・デッラ・フェーデ広場

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見知らぬギャングの男が倒れていたサン・マリア・デッラ・フェーデ広場(アニメ版のモデル)

こちらもナポリの裏通りがクロスしている場所にある。教会前で広場になっているが路上駐車で埋め尽くされており、人が集まる感じではない。確かにここならギャングの男も隠れられるだろう。

中央の小さい公園はゴミがあふれていてホームレスのようなおじいさんが数人寝ていた。

なにか教会で催しがあったのか、本来そこに咲いていない花の花びらがまだきれいなまま落ちていた。


お昼を食べた大衆食堂に戻って夜ごはんを食べた。また来たことに店のおじさんが喜んでくれて、具がわかりやすく大盛りになった。

ristorante-a-figlia-do-luciano.business.site

ここのトマトスパゲティは本当にびっくりするほどおいしい。こんなにおいしくて4ユーロ。 ハウスワインも一本4ユーロ。

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